HIBAGIN -檜葉の森を香る-

檜葉(ヒバ)の森を香る

香の木として希少価値が高く、私たちの生活に様々な癒しを与えてくれるヒバをメイン素材とした『五感で楽しむ』クラフトジンとして、オーセンティックに、フォーマルに、そしてカジュアルに。豊かな時が蓄積された自然を省み、対峙するようなひとときをお楽しみください。

三百年(みほとせ)の静寂なる香の木

冬も緑濃い葉を保ち、材とすれば緻密な木目が美しく、耐久性も高いヒバ(ヒノキアスナロ)は北海道渡島半島から栃木県日光付近まで分布しますが、その8割以上は青森県の下北半島と津軽半島に分布しています。

青森県のシンボルツリーである青森ヒバは、杉など多くの木が30〜50年で成木となるところ、100年もの長い年月をかけてゆっくり成長し、青年期を迎えます。老年期が250年、寿命は300年といわれ、いま伐採されている青森ヒバは藩政時代に生まれ、激動の時代を生き抜いてきた木です。伐採後も更に200年以上生き続けるといわれ、世界文化遺産の中尊寺金色堂(岩手県平泉市)などの寺社仏閣の建材や仏像などに用いられ、数百年の時を過ぎても壮健な姿を保持しています。

HIBAGINとして社会に循環させ、森を次世代へ

その貴重な天然の森も戦後復興で木材需要が高まった時期に伐採が進み、成長が早い杉などに置き換えられたため、規模も縮小しています。癒しやリフレッシュ効果も高い青森ヒバの香り、何よりその存在を未知の方に知り、関心を高めていただくことで、ヒバの森を次世代につなぎたい。そのために、青森ヒバを伐採、製材した際に生まれる端材を活用し、嗜好品であるジンとして社会に循環させることで、森や地域の豊かさを実感していただければという願いがあります。 そんな思いを込めて「HIBAGIN」と名付けました。300年という長い寿命を持つ青森ヒバと、りんごなどの青森素材が調和して生まれた金色の “森の世界”を、ぜひ体感してみてください。

唯一無二のウッディな味と香り

他にはないウッディな味と香り、雑味を含めた自然の魅力をありのままに感じていただくため、グレーンスピリッツにヒバチップをコンパウンドし、あえて蒸留しない製法を選びました。

青森ヒバには、ジンに使用されるボタニカル「ジュニパーベリー」の主成分である「α-ピネン」が多く含まれているため、ジュニパーベリーと非常に相性が良く、両者が香りを深めあいます。青森県の代名詞でもある「りんご」、そしてスギを加えることで、青い森のテロワールを彩りとして添え、味わいの輪郭を高めました。金色の滴を、五感で感じられるクラフトジンです。

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